口臭の大敵!「歯石」とは?
舌で自分の歯に触れた時に、何か固いものが歯にくっつていたという経験はありませんか?それは『歯石』と呼ばれるもので、歯周病や口臭の原因となる汚れのかたまりです。歯ブラシで磨いてもまずとれませんので、意地になって歯ブラシでゴシゴシし過ぎて歯ぐきを傷めないように注意しましょう。
歯医者さんに行くと、スケーラーという道具などで歯石を除去してくれるのですが、実はこの道具、市販されています。市販されているので自分で購入して除去すれば歯医者の代金が浮く、と考える人もいるかもしれません。しかし歯石の除去は自分でやろうとすると、間違えてスケーラーで歯茎を傷つけてしまったり歯を削り過ぎてしまったりする可能性があるので、オススメできません。
歯石を除去したければ歯医者さんへ!個人差はありますが、日頃のケアがちゃんと出来ている人であれば、半年に1回程度の頻度で行くと効果的だとされています。
歯石はなぜできる?
一度出来ると自分ではまず除去できない『歯石』。口臭の原因にもなってしまいます。そんな困った存在ならできないようにする手段はないものかと誰もが考えるところですよね。
毎日ちゃんと歯磨きをしているのに歯石がどうしても出来てしまう、そんな悩みをお持ちではないでしょうか?
歯垢の除去は、どれだけ頑張って歯磨きをしても100%にするのは難しいものがあります。その為歯の表面に歯垢は少なからず残ってしまうのですが、その歯垢が唾液に含まれるカルシウムなどのミネラル分とくっついて歯石になるまで、なんとたったの2日なんです!
また、食事をしなくても歯垢の原因となる細菌は口の中に生息していて、常に活動しています。歯垢は歯磨きをしっかりしても24時間経つと再度形成し始めるので、ブラッシングは毎日する必要があるのです。
口臭と歯石の関係とは?
歯石はそれ自体は石なのであまり害はありませんが、表面にボコボコと穴が空いておりそこに歯垢(しこう/プラーク)が付き易くなります。歯垢には何億という数の細菌が潜んでおり、その細菌が毒素を出して歯茎に炎症を起こしたり悪臭を発することで、口臭に繋がるという訳です。
歯石の除去方法
スケーラーという道具を市販で買うことは出来ますが、素人の方がスケーラーで歯石を除去しようとすると歯茎を傷めてしまう可能性が高いです。また必要以上に歯を削ってしまったり、歯そのものを傷めてしまう可能性もあります。
歯石の除去は、半年に1回位のペースで歯医者さんへ行くと良いでしょう。定期的に行く習慣をつけておけば、虫歯を初期の段階で発見出来たりそもそも虫歯になる前にクリーニングなども出来、予防歯科にも繋がります。
まとめ
日本人は、外見は化粧したり髪を染めたり着飾ったりして綺麗にしますが、オーラルケアについてはまだまだ後進国だと言われています。口臭のケアをマナーととらえ、口元からお洒落を目指してみてはいかがでしょうか?