”ストレス社会”と言われて久しいです。それだけ日々生活していると、様々な場面でストレスを感じることがありますよね。仕事のプレッシャー、満員電車での通勤や通学、家庭内での問題、試験前や面接前の緊張、などなど日々様々なストレスに私達は晒されています。
ストレスを感じている時、口臭がきつくなっていると感じることはありませんか?実はストレスと口臭には密接な関係性があるのです!
今回は、ストレスから生じる口臭の原因とその対処法をご紹介します。
ストレスが理由で生じる口臭の原因とは?
ストレスによる口臭の原因、それは「唾液」、「胃腸」と密接に関係しています。では、それぞれどのように口臭と関係しているのか、ご説明しましょう。
唾液に関係する口臭の悪化
唾液には、口の中を洗浄する作用や抗菌作用があり、それが口臭をケアしてくれているのです。しかし、ストレスを感じるとこの口臭の分泌が悪くなり、結果として口臭を発生させる菌の増殖を招いてしまいます。
私達の身体では普段、自律神経というものが働いています。自律神経には交感神経と副交感神経というものがあり、唾液は副交感神経が優位に立った時に活発に分泌されます。しかし、ストレスを感じている時は交感神経が優位に立ってしまい、唾液の分泌が低下してしまうのです。
その結果、唾液の抗菌作用が見込めないばかりか、口の中が乾燥してドライマウスに近くなればなる程、口臭の原因となる菌の繁殖が活発になりより口臭の悪化を招いてしまう、という訳なのです。
唾液と口臭の関係について詳しくは「口臭予防に重要とされる唾液には、性質の異なる2種類あった!」をご覧ください
胃腸に関係した口臭の悪化
ストレスを感じると、お腹の辺りがキリキリと痛んだり、お腹を下したりすることがあるのではないでしょうか。これは、胃腸の機能が低下しているサイン。
胃腸の機能が低下すると、胃腸の中に溜まった排泄物がちゃんと排泄されずに残ってしまいます。そうすると、残っている排泄物から腐敗臭が発生。それが胃壁や腸壁から体内に吸収されると血液に乗って肺まで行くことに。
その結果、肺の中に溜まった腐敗臭が呼気を通じて体外に吐き出され、結果的に口臭がしてしまうことになるのです。
ストレスをためない為に出来ること
それでは、口臭の原因となるストレスを溜めないようにするには、普段の生活でどのようなことを気を付ければ良いのでしょうか?以下にご紹介します。
適度な運動をする
適度な運動はリラックス効果を生んでくれます。運動中は交感神経が優位に立ちますが、適度な運動は自律神経全体の働きも高めてくれるという効果もあるのです。
ゆっくりと入浴する
入浴は心身のリラックスに欠かせませんね。40℃弱位の温度で入浴をすると副交感神経が刺激されて、気分も落ち着きますのでストレス解消になります。
よく噛んで食事をする
よく噛んで食べると唾液の分泌を促します。またよく噛むことで身体が緊張状態ではなくなるので副交感神経が優位になり、リラックスできるのです。
規則正しい生活をする
寝ている間は、副交感神経が優位になります。また規則正しい生活を送ると朝起きた時に日光によって自律神経の働きを整えてくれる効果もあるので、結果的に自律神経の働きを高めることにもなるのです。
ストレスが原因の口臭、まとめ
いかがでしたか?普段生活していると、些細なことでストレスを感じたりしますよね。社会生活を送っていく以上、それを避けて通るのはなかなか難しいもの。
でも、原因や対処法をわかっていれば少なからず、緩和する方法などによって軽減できるのではないでしょうか?ストレスを抱えることで口臭がきつくなり、それを気にして更にストレスが増していく、、、そんな悪循環とは、今日からおさらばしましょう。