口臭は病気なのか?
口臭には「生理的口臭」、「外因的口臭」「心因性口臭」、「病的口臭」の4タイプがあります。ニンニク料理やタバコ、お酒など臭いが強いものを摂取することによる原因のほか、唾液が少ないことで口腔内の細菌が増加することで発生するケースと、歯周病や虫歯、胃腸や気管支などの体内から発生するケースがあります。その中で胃腸や気管支、糖尿病などの「病的口臭」について原因と改善策についてご紹介します。
病的な原因からくる口臭
1・鼻や喉の病気(喉頭がん、蓄膿症、副鼻腔炎、扁桃炎)は、肉が腐ったような臭いが特徴です。
2・呼吸器系の病気(肺がん、肺潰瘍、気管支拡張症、肺結核)は、肉が腐ったような臭いが特徴です。
3・消化器系の病気(胃がん、食堂ヘルニア)は、肉が腐ったような臭いが特徴です。
4・糖尿病は、リンゴが腐ったような甘酸っぱい臭いがします。
5・肝臓疾患(肝不全、肝臓ガン)はアンモニア臭がします。
6・腎機能疾患(腎不全)は魚が腐ったような臭いやアンモニア臭がします。
7・口腔内の病気(歯周病、歯肉炎、舌苔、虫歯)は玉ねぎが腐ったような臭いがします。
病院で口臭の治療して改善する方法
どんなに歯磨きやマウスウォッシュなどを頑張っても改善しない場合、病的な原因の可能性があります。「病院でも治療が可能、口臭の悩みは病院へ。口臭外来とは?」の記事でご紹介していますが、口臭外来など専門医に相談してみましょう。
口臭の治療は保険適用できるの?
口臭外来の紹介をしましたが、口臭の治療は保険適用されません。しかし口臭の原因が、虫歯や歯周病の場合は保険の範囲以内で治療ができます。
そのほか生理的な口臭の特徴
生理的口臭は、ストレスや生活習慣、日々のコンディションによって発生するため、毎日口臭がきついというわけではありません。主にだ系が少なくなることで口腔内の細菌が増え、揮発性硫黄化合物(VSC)が作られ臭いが発生します。水分をこまめにとるなど生活習慣を改善することでよくなります。