なた豆茶とは
なた豆と聞いても耳慣れない方も多いと思います。スーパーなどでは販売しておらず、さやの大きさは30〜50cmくらいの大きさで、童話「ジャックと豆の木」のモデルになったマメ科の1種です。そのなた豆を焙煎したお茶が、なた豆茶です。食用は「赤なた豆」「白なた豆」の2品種だけで、それ以外は毒性があります。
なた豆茶の効能効果は?
1・なた豆茶の歯周病・口臭効果
歯茎が赤く腫れて痛みを感じる歯周病に、なた豆茶の抗炎症、排膿作用があり歯周病にも効果があります。なた豆茶はもちろん、なた豆エキス配合の歯磨き粉も合わせて使うのも、口臭の予防方法として最適です。
2・なた豆茶の鼻づまり、蓄膿症、副鼻腔炎の効果
なた豆茶の成分「カナバニン」には膿を出す効果があり、鼻の粘膜が炎症を起こして膿がたまって出来る蓄膿症にオススメです。継続して飲むことで症状が楽になります。
3・なた豆茶の腎臓、肝機能の向上効果
なたまえに含まれる酵素によって、体の有害物資を排出してくれます。腎臓のろ過機能回復や腎臓の機能を正常にする作用があります。
4・免疫力アップ
なた豆茶の成分「コンカナバリンA」というタンパク質が免疫力をアップ。免疫力が低下すると風邪など病気にかかりやすくなり、回復にも時間を要します。なた豆茶を日々飲むことで免疫力を正常に戻すことが期待できます。
なた豆茶の作り方、飲み方
麦茶のように香ばしいなた豆茶は、ホットでもアイスでも飲みやすいお茶です。水600ccを沸騰させ、ティーパック1包入れ弱火で5分以上煮出します。ティーポットの場合はティーパックを1包入れ、熱湯を600cc注いで5分蒸らしてください。
なた豆の主な成分と効能
カナバニン(アミノ酸) | 排膿作用、抗炎症作用、血行促進 |
コンカナバリンA(タンパク質) | 免疫力向上、抗腫瘍作用 |
ウイアーゼ、アミラーゼ(酵素) | 腎臓機能活性、解毒作用 |
食物繊維(炭水化物) | |
カルシウム、カリウム、鉄分、亜鉛(ミネラル) | |
サポニン、ポリフェノールほか | 肥満防止 |
なた豆の副作用
原料となる「赤なた豆」にはマメ科特有の毒性も持ち合わせています。商品化されたものはアク抜き、熱処理、焙煎処理などの加工工程によって毒性は取り除かれます。仮に毒性が残ったまま口にすると腹痛、嘔吐、下痢などの症状が現れます。
なた豆を使った歯磨き粉、マウスウォッシュ
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