普段、人と話をしていると「あれ?自分の口臭うのかな…」と思うことってありませんか?相手が顔をしかめたり、鼻を触っていたり。実はそのタイミングは既に手遅れなんです!
人は口臭や体臭といった自分のニオイに慣れて麻痺してしまう為、他人が気付いていても本人が気づいていないということがあります。あなたが気付いた頃には周りは既にかなり前から気付いているかも?
口臭のカテゴリー別原因
口臭は大きく分けて「生理的口臭」と「病的口臭」の2つに大別されます。
生理的口臭・・・起床時、空腹時、緊張時、疲労時、加齢性で分別される。妊娠時、月経時、思春期、更年期を原因とする口臭も有り。
病的口臭・・・歯周炎、歯肉炎、口腔粘膜の炎症、舌苔、悪性腫瘍、糖尿病、肝疾患、腎疾患、など。
また、口臭の悩みの中には「自臭症」というものがあります。これは、会話中の相手の反応などから自分自身が口臭を発しているのではないかと思い込んでしまう病気のこと。実際に口臭を発していなくても”気にしている状態”というのが病気の症状です。
口臭は自分ではなかなか気付くことが出来ないもの。口臭の原因は歯科疾患が最多と言われているので、口臭が気になる方はまず歯医者さんに行って確認することをオススメします。
口臭の原因物質
口臭には、匂いの原因となる主要な物質があります。揮発性硫黄化合物(きはつせいいおうかごうぶつ)と呼ばれるもので、「硫化水素(りゅうかすいそ)」「メチルメルカプタン」「ジメチルサルファイド」というものです。これらは、口腔内のタンパク質や古い細胞などを細菌が分解する際に発生します。
硫化水素・・・口腔内に原因がある時に検出される原因物質
メチルメルカプタン・・・歯周病を原因とする場合に検出される原因物質
ジメチルサルファイド・・・歯周病がある場合に検出される原因物質
口臭の具体的な原因
口臭の原因には、ざっと以下に挙げるだけのものが考えられます。
濃栓(臭い玉)、膿汁、虫歯、歯周病、舌苔、逆流性食道炎、ドライマウス、ストレス、便秘、起床時、空腹時、緊張時、消化器系の病気、糖尿病、肝臓病、腎臓病、歯垢、歯石、食べカス、食べ物(ニンニク、ネギなど)、飲み物(コーヒーなど)、アルコール、タバコ など
口臭の原因の解消法
今回取り上げた口臭のそれぞれの原因について、一部を個別に以下の記事で紹介していますので、是非見てみてください。
濃栓・膿汁
>>>強烈な口臭の元凶!膿栓、膿汁、臭い玉とは?
逆流性食道炎
>>>逆流性食道炎と口臭の関係とは?
ストレス
>>>口臭の原因はストレスだった!ストレスと口臭の関係とは?