重曹でうがい?
重曹は、正式には炭酸水素ナトリウムといい食用としてベーキングパウダーなどに使用されたり、洗剤や工業用など幅広く使われています。今回は食用の重曹を案内します。(決して工業用の重曹は使わないようにしましょう)重曹を水に溶かして重曹水を作り、その重曹水でうがいする「重曹うがい」が虫歯予防や口臭対策に効果があるとして注目されています。
重曹うがいの作り方、使い方
重曹の分量やうがいの回数を誤ると、かえって逆効果だったりもするので正しい方法を事前に覚えておきましょう。
1・500mlペットボトルに水にを入れて、3g(小さじ1杯)の食用重曹を入れて良く溶かします。(冷蔵庫で保管して作り置きできます)
2・重曹水を口に含み、30秒ほどゆすぎます。(ガラガラ喉うがいではなく、クチュクチュうがいです)
3・食後や歯磨き後などに、重曹うがいすると効果的です。(1日3回までを目安とし、頻繁に行うのは控えてましょう)
4・うがいをしたら最後は吐き出してください。(飲み込まないように注意しましょう)
重曹うがいってどんな味?
重曹水で実際にうがいをしてみると、塩水でうがいしてるように塩っ気を感じます。また重曹を水で薄めて作りますが、若干とろみがあるように感じて口内全体をコーティングするように思えました。濃度は水と重曹の分量で変わりますが、あまり濃く作らない方がよいです。
重曹うがいのメリット
食後は口の中が酸性に変わっていき、その状態を放置したままだと最近を増やし口臭や歯周病に発展する可能性があります。重曹うがいで口内を中和させ、細菌の繁殖を防ぐ効果があります。
重曹うがいのデメリット
食用の重曹は誤って飲み込んでも害はありません(ただし工業用の重曹は危険です)しかし、頻繁に重曹うがいを行うと口内が弱アルカリ性の状態になり、歯茎やのどの粘膜に刺激を与える恐れがあります。重曹には研磨作用もあるため、濃度が高い重曹水にすると歯のエナメル質を傷つけ、黄ばみの原因や口臭の要因になることもあります。また塩分も含んでいるので、塩分摂取を過剰に摂取する可能性があります。
重曹うがいで虫歯予防って本当?
重曹は弱アルカリ性で、食後に酸性に変わった口内を中性に戻す働きがあります。(唾液が多く口の中が潤った状態に似た環境)この状態が虫歯の予防にもつながります。
重曹を使った歯磨き粉
重曹を使用した歯磨き粉も市販されています。「歯磨撫子・重曹ハミガキ」シリーズは、黄ばみ対策として発売しているほか、炭も配合した口臭対策の2種類あります。
ローラのCMでおなじみの「ノニオ(NONIO)」も成分として炭酸水素Na(重曹)を配合しており、口臭予防の歯磨きとして注目です。