2013年11月にパナソニックから発表された「アメリカ男性ビジネスマンと日本男性ビジネスマンにオーラルケアに関するアンケート」の結果によると、日本人とアメリカ人とでオーラルケアに関して大きな違いがあることがわかりました。アンケート調査は30〜50代のビジネマスマン男性を対象に、日本男性200人、アメリカ男性200人の合計400人で行われました。以下の結果は全てパナソニック調べによるものです。
日米の歯科通院の違い
アメリカ男性は、虫歯治療がなくても予防歯科としての意識で歯科医院に通院してる割合が76%と高く、日本人は36%だった。オーラルケアに熱心な理由として「虫歯になることの恥ずかしさ」、「綺麗な歯がもたらす男性の魅力」があるといいます。アメリカの予防歯科に対し、日本人は虫歯になってからの治療が主流のようです。これは日本の皆保険制度で安く治療できる環境に対して、アメリカでは高額な治療費を負担しなければいけないという背景もあるかもしてません。
日本人は口臭が世界最も臭い?
欧米諸国では挨拶の一つにハグやキスを日常的に行い、子供からお年寄りまで習慣的行なっていますが、日本人はそうした挨拶は一般的には行なっていません。欧米諸国でハグやキスが日常的なので、オーラルケアをしっかり行なうのはマナーの一部でもあります。予防歯科の考えも同様の考えでもありますが、日本人にはそうした習慣がなく、人と顔を寄せ合って会話することもあまりないので、そうしたオーラルケアに関しては行なって来なかったのが実情です。しかし近年はオーラルケアのグッズが様々発売され、美容の一つとしても注目されてきてることから、オーラルケアへの意識の変化が見受けられます。
オーラルケアの投資金額は日本人の6倍
歯への年間投資額は、アメリカの平均が約36,000円に対し、日本は平均約6,000円でした。これは歯科治療に限らず歯磨き粉やマウスウォッシュ、フロスなどのオーラルケアグッズの費用も含まれている。この金額から見ても自分の歯のケアに対してのお金やかけ方にも差があります。
アメリカ男性は虫歯経験ゼロが多数?
アメリカ男性は4人に1人が虫歯経験ゼロで、日本男性は20人に1人の割合だった。いかに日本人が虫歯経験者が多いのかがわかります。アメリカ男性は歯磨き粉とマウスウォッシュ、フロスや歯間ブラシの併用や電動歯ブラシなどオーラルケアグッズの使用率も日本男性より倍近い差がわかりました。
日本人と欧米人は歯並びが違う?
アメリカ男性と日本男性とのオーラルケアに対する意識の差などがわかりました。しかし頭の大きさ、歯そのものも日本人と欧米人とでは違います。日本人の方が複雑な歯の形をしているため、歯垢が残りやすいとも言われています。また欧米諸国に比べてマウスウォッシュや歯間ブラシを使う機会も少なく、仕事でなかなかか忙しく歯科医院に行きにくい環境にある日本人は虫歯になってから通院するという方が多いようです。
欧米流のオーラルケアできれいな歯を目指そう
アメリカ男性は歯磨きだけでなく、フロス(歯間ブラシ)やマウスウォッシュを使用しています。また半数以上の人が「電動歯ブラシ」を使っているそうです。もともと小さな頃から予防歯科を徹底して育ってきたアメリカ人は、先ほどの調査結果にあったように虫歯ゼロの人が日本人と比較して多いことがわかりました。定期的な予防歯科も、虫歯になる前にケアする方法です。事前に虫歯を予防できると虫歯治療で長期間通院したりすることもありません。
歯磨き粉も虫歯予防や歯周病予防、口臭予防などそれぞれ特長がありますので、自分にあった歯磨き粉や歯ブラシ、歯間ブラシを選びましょう。「フッ素で再石灰化だけじゃない!歯がしみる症状「知覚過敏」や虫歯予防に効果あり」など本サイトのコラムや商品レビューも是非参考にしていただければ嬉しいです。