アナタは普段、食事をする時に噛む回数を数えていますか?実は噛む回数と口臭発生は密接に関わっています。なぜなら咀嚼をすることで唾液腺が刺激され、口内の除菌や洗浄をしてくれる唾液の分泌が促進されるから。
食事の仕方を見直して口臭とサヨナラしませんか?
噛む回数と口臭の関係性
よく噛んで唾液腺が刺激されることで、唾液が分泌されます。サラサラした唾液には口内を洗浄する効果がありますから、よく噛んで口臭を分泌させることで口臭の原因となる口内の汚れを洗い流せる、という訳。
唾液には食べ物を消化しやすくするアミラーゼなどの酵素が含まれており、糖質や脂質を分解して消化吸収をしやすくしてくれます。あまり噛まずに飲み込んでしまうと、消化がなかなか出来ない状態で胃腸で食べた物が発酵、ニオイ物質が腸壁などから血管を通じて肺に運ばれ、口臭の原因にもなってしまうのです。
早食いの弊害
早食いをすると満腹中枢への指令が届きにくくなってついつい食べ過ぎてしまい、肥満になる原因に。また慌てて食べている状態はリラックス状態ではないので、交感神経が活発になります。リラックスしている時は副交感神経が活発になるのでサラサラの唾液が分泌されるのですが、交感神経が活発だとネバネバした唾液が分泌されます。ネバネバした唾液は口内を洗浄できず、汚れが残ったままになるのです。
早食いの改善方法
早食いを改善するのは簡単ではありません。色々な工夫を凝らしながら少しずつ取り組んで行きましょう。
厚生労働省が「噛ミング30(カミングサンマル)」運動を展開し、一度の咀嚼を30回以上行うように推奨しています。簡単ではありませんが、ゆっくりとよく噛む、1回に口に入れる量を調節する、硬い食品を食べる、すぐに飲み込めないように大き目に切る、といった工夫を取り入れると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?時間の節約の為にと早食いをする人を多く見掛けますが、早食いはよくないことばかり。出来ることから始めて、少しずつ早食いを解消していけば口臭のケアにもつながります。是非、お試しください。