下痢のとき口が臭い
下痢の症状はみなさん経験があると思います。下痢は腸の働きが異常に活発となって水分量や調整機能に障害が起きた際に、水分が多い下痢として排泄されます。下痢になる原因には精神的なストレス、暴飲暴食、冷え性、食あたり、人工甘味料(キシリトールなど)の取りすぎなどが考えられます。キシリトールガムを普段よりも多く噛んだ日など起こりやすいですね。
お腹にたまったガスは、おならと口臭にも影響?
悪玉菌が増えることで、腸内環境が崩れ臭いがきついおならや口臭として体外に出てくることもあります。口臭というと口の中の臭いだけと思いがちですが、実は体内からでる臭いもあえいます。腸内で発生した悪臭のガスは腸粘膜から血中に吸収され、血液循環と一緒に全身の汗腺、呼気として排出されます。
腸内環境を整える
腸内フローラという言葉を耳にしたことがあると思います。私達の腸内には数百種600兆個以上もの細菌が生息しています。顕微鏡で見たときに、小腸から大腸にかけて、お花畑のようにたくさんいるように見えることから腸内フローラと呼ばれるようになりました。腸内にいる細菌は「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種に大きく分類されます。善玉菌はビフィズス菌などお腹の調子を整えてくれる細菌、悪玉菌は腸内で有害物質を発生させ便秘、下痢の症状を起こします。日和見菌(ひよりみきん)は善玉菌、悪玉菌が多い方に対して同調して作用する細菌です。この腸内バランスが崩れると便秘、下痢はもちろん、口臭の原因にもなり得ます。
ストレスを抱えず生活習慣の改善を
つらい下痢症状の時は腸を安静にしましょう。しっかりと水分補給も重要です。なるべく経口補水液や電解質のスポーツドリンクで水分を補いましょう。食欲があまりないと思いますが、お粥やうどん、ささみなどを食べると良いです。腸内環境を改善していくには食生活の見直しもしてみましょう。野菜、海藻、豆類を食べて、肉類は食べ過ぎないようにましょう。